バビロン再訪

こんにちは。LAUNDRY 心理カウンセラー村本大志です。

このところ寒さの厳しさが一段と増してきました。

夜より夕方の方が何故か寒く感じることがあるから不思議です。

先日、山形へ初めて行ってきました。

とある大学のお手伝いで呼ばれたのですが、大学はとても綺麗でセンスがよく
こんなところでモノ作りを学べるのは羨ましいなぁと思いました。

昼間は暖かかったのですが、夕方からぐっと冷え込み、小雨が雪に変わる頃には
これが雪国か・・という寒さです。
夜になって一段と降り出した雪はさらに強くなります。

冬花火、というものに出会いました。

雪と花火はミスマッチのようで、とても美しく寒いのですが見とれてしまいました。

東京の寒さなど、まだまだですね。

最近、急にフィッツジェラルドが読み返したくなり
寝る前に短編やエッセイをひとつづつ読んでいます。

中でも好きな短編が『バビロン再訪』です。

とても哀しくやるせない内容ですが、一方とても美しいのです。

フィッジェラルドにはゼルダという心を病んだ妻がいました。

うまくいっていた人生がほころび始め、やがてほころんで行く実人生と
作家人生(小説世界)がリンクし始めます。

その哀しみを流麗な文体で昇華させていくフィッツジェラルドは、やはり優れた作家なんだなぁと
深夜こっそり感激しています。

寒い夜にはしんみりし過ぎるきらいはありますが
是非、お読みくださるといい読書時間が得られると思います。

昼間が暖かいとなると、今夜も冷え込みそうです。

皆さま暖かくしてお出かけください。

あけましておめでとうございます/CAROL

あけましておめでとうございます。

心理相談室LAUNDRYカウンセラー 村本大志です。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

お正月の三が日はよく晴れて、昼間は暖かい日差しに包まれました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日から仕事始めの方も多くいられると思います。

ご苦労様です。

『CAROL』という映画をご覧になりましたでしょうか。
とても美しい映画です。

ワンカット目の長いワンシーンでゆったりと映画的なものへと誘われ、あとは物語に身を委ねるばかり。
名匠トッド・ヘインズ監督の腕が冴え渡る作品です。

主演のふたりケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの抑制の効いた演技も素晴らしいですが、何より隅々まで行き届いた豊かな画面作りにため息が出ます。

美術も衣装も撮影も全てが美しい。1950年代のニューヨークを可能な限り再現しています。

これぞ映画です。

「自分がわかってる?」
「わかってないわ」

ある問いかけにキャロルはこう応えます。

「心に従って生きなければ、人生は無意味よ」

キャロルの劇中で投げ出されるひと言は心を打ちます。

なぜなら心に従って生きることは、とても難しいことです。

そもそも、心に従って・・という心の声に自らが常に問いかけなくてはなりません。

そんなこと、毎日思い詰めていたら疲れてしまいます。

でも、たまには考えた方がいいかもしれません。

矛盾してるようですが・・。

もし、この映画を未見であれば、そんなことを自分に問いかけるいい機会になるかもしれません。

とても美しくて儚い女性同士の愛の映画です。

皆さまにとりまして、今年が良い年でありますように。

謹賀新年 LAUNDRY 村本大志

木枯らしの夜に

こんにちは。心理相談室Laundryカウンセラーの村本大志です。

木枯らしが吹いてきましたね。

僕は数年前からダウンジャケットを着ないことにしました。

あまり意味はないのですが、なんとなくダウンって頼りっぱなしになってしまうんです。

それでセーターにコートにマフラーに手袋にしました。

寒くないことはありません。

寒いです。

でもいいやと思っています。

もちろん北国じゃないから、そんな格好でいられるのでしょうけど・・。

寒い夜は白湯を飲んでみたりすることがあります。

薬缶から湯気が出てきて、それを手拭で掴み、湯のみに注いでから少しづつ飲みます。

胃の中に暖かいものが流れて行き、ほっとします。

お茶でも珈琲でもいいのですが、夜は白湯がなんかしっくりくる。

最近はキース・ジャレットの「TOKYO SOLO」を聴きながら白湯を飲みつつぼんやりしています。

冬の夜には静寂が似合います。

木枯らしの音も似合います。

そうして静かに少しづつ春が来るのを待っています。

もし、いま、とても寒いなら

白湯を飲んでみてください。

はっとするほど美味しく感じられる夜があります。

冬の足音

こんにちは。心理相談室Laundryカウンセラーの村本大志です。

毎日寒いですね・・。
今年は秋がほとんどなかったような気がします。

いきなり木枯らしとは参ります。

近所の羽根木公園を犬とよく散歩するのですが
夜だと手が冷たくて手袋をしないといられません。

僕の好きな作家の向田邦子さんのエッセイに、お気に入りの手袋を片方失くす話があります。
お気に入りだけに他のもので間に合わせることも意固地になってせず、結局、手袋も見つからず・・
といった内容なのですが、とても味わい深い一遍です。

失くした片方の手袋

見つからない片方の手袋

大事な代わりが効かない手袋

誰しもがありそうな気がします。

僕にも実はあります。

冬はそういうものをじっくり探すには実に適している、と僕は思っています。