あけましておめでとうございます/CAROL

あけましておめでとうございます。

心理相談室LAUNDRYカウンセラー 村本大志です。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

お正月の三が日はよく晴れて、昼間は暖かい日差しに包まれました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日から仕事始めの方も多くいられると思います。

ご苦労様です。

『CAROL』という映画をご覧になりましたでしょうか。
とても美しい映画です。

ワンカット目の長いワンシーンでゆったりと映画的なものへと誘われ、あとは物語に身を委ねるばかり。
名匠トッド・ヘインズ監督の腕が冴え渡る作品です。

主演のふたりケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの抑制の効いた演技も素晴らしいですが、何より隅々まで行き届いた豊かな画面作りにため息が出ます。

美術も衣装も撮影も全てが美しい。1950年代のニューヨークを可能な限り再現しています。

これぞ映画です。

「自分がわかってる?」
「わかってないわ」

ある問いかけにキャロルはこう応えます。

「心に従って生きなければ、人生は無意味よ」

キャロルの劇中で投げ出されるひと言は心を打ちます。

なぜなら心に従って生きることは、とても難しいことです。

そもそも、心に従って・・という心の声に自らが常に問いかけなくてはなりません。

そんなこと、毎日思い詰めていたら疲れてしまいます。

でも、たまには考えた方がいいかもしれません。

矛盾してるようですが・・。

もし、この映画を未見であれば、そんなことを自分に問いかけるいい機会になるかもしれません。

とても美しくて儚い女性同士の愛の映画です。

皆さまにとりまして、今年が良い年でありますように。

謹賀新年 LAUNDRY 村本大志

冬の夢

こんにちは。心理相談室LAUNDRY カウンセラーの村本大志です。

毎日、寒いですね。

昨日は東京にも雪が降りました。
だんだん強くなり、このまま振り続けるのかと錯覚しましたが、いつのまにか夕方には止んでいました。

雪は屋根を白くして、木々を白くして、視界も白くしていました。

たまには雪もいいなと思います。

夜、街に出ると冷たい風がコートを突き刺し、凍えるようでした。

冬は気持ちが塞ぐ方も多いかと思います。

何と言っても寒いですから。

冬に見る夢は、小さなものが似合う気がします。

こうなったらいいなぁと思っていることに、必要な小さな小さな一歩。

そんなことから始めるには、空気がキリッと冷えている冬の朝は、とても相応しいと思います。

週末、もしお時間があれば、冬の朝に外をのんびり歩いてみて下さい。

冷たい空気を肺の中に吸い込んでみて下さい。
吐き出す吐息は白いと思います。

でも、自分がどれくらい呼吸しているか可視化できるのっていいと思うのです。

こころが動くとき。

こんにちは。
心理相談室LAUNDRYカウンセラーの村本大志です。

まだ梅雨明けしていないのでしょうか。
今日は蒸し暑くて、歩いていてふらふらしました。

皆さん体調は崩されていませんか?

水分補給を小まめになさってくださいね。

私事になりますが、7月の上旬から一週間位、なかなかハードな日々を送っておりました。
しかしながら、毎日刺激と感激があり肉体的には疲れていましたが精神的には充実していました。

感激することは、心が動くことです。
心が動くと、とてもいい波動が身体の中を巡ります。

医学的なメカニズムや文脈でも、それは解説できることなのかもしれませんが
僕はあまりそれに捉われずに考えることにしています。

ですので、身体は本当に疲れていたけれど
心地よい疲れだった、と言っていいかもしれません。

ただしこれも過ぎたるは及ばざるがごとしなのは言うまでもありません。

心が動かないと、身体は疲れていなくても重くなります。
重くなるとますます心が動かなくなります。

なんていうか回路みたいなものがうまく働かなくなってしまうのですね。

ですから心を動かすことはとても重要です。

自然の中に身を置くことも
音楽を浴びるように聴くことも
映画や演劇を見ることも
歌を唄うことも

なんでもいいと思います。

わずかでも心を美的に動かすこと
それが身体を動かす秘訣かも知れません。

そう、できなかったことができるようになると
人は自信を持っていい表情をするんだな・・と思う出来事が多々あります。

そういう瞬間に立ち会えたとき
僕はとても心が動きます。

とても嬉しい瞬間です。

約束を破る人って本当に腹立たしいけれど

こんにちは。
心理相談室 LAUNDLY カウンセラーの村本大志です。

ところで、身の回りに約束を破る人っていらっしゃいますか?
それを味わうとすごくがっかりしますよね。僕はごくたまに出会います。

ずいぶん前に約束して、それを前提にして物事を進めていて、いざその事が近くなると果たせない事がわかってくる。

文句を言うと、あの手この手の言い訳を始める。一応謝る素振りはするのですが、あとでこっそり自分のせいではないことを耳打ちしてきます。

まったくやれやれです。

もちろん、僕も腹を立てます。

やがて対処法を考えて、それを何とかしようとします。何とかしないと物事が立ち行かなくなるし、仕方ないからそうするだけなのですが、そうすればするほど腹が立つ。

問題は約束を破った人にあるわけで、自分にあるわけじゃないからです。

約束を破る側にも何らかの理由があるのでしょうけれど、ここでは約束を破られた方の気持ちの整理の仕方を探ります。

「 腹は立って当然だし、相手を糾弾して謝罪させたい 」

これはもう約束を破られた方の権利みたいなものです。しかし、実際そうしてみたところで問題は何も解決しません。

残念な事に。

もちろん、ポーズとして怒ること文句を言うことが必要な場合も必要な立場もあります。
特に他の皆に成り代わって言わなきゃならないなんて時は多々あります。
それはそれとして儀式みたいなものですから、なさってもいいと思います。

「 問題をどうしたらよいかと自分の気持ちをどう整理したらよいかに気持ちを配る 」

やはり、これがベターです。約束を破られたからといって、それで物事や関係性が終わるならいいのですが、そうでないなら、どうしたって解決策を見つけなければならないし、その時に一番邪魔なのが、自分の中の腹が立った気持ちなのです。

その時々の様々なトラブルにはそれぞれ専門的な解決策があることと思います。
ですので、どんな方にも共通した腹が立った気持ちをどうコントロールするかについて考えたいと思います。

一番大切なのは、相手を責めないことです。

相手がまともな人なら、あなたが文句を言う前に反省しているからです。もう二度と同じ轍は踏まない可能性が高い人だからです。

そういう人には、メールなり対面した時に、糾弾ではなく、約束が破られて自分がどんな気持ちになったのか、だけ伝えましょう。

後で必ず効いてくるメッセージの伝え方です。
あなたが怒っていることや残念に思っていることはちゃんと伝わります。

相手がまともでない、あるいは鈍い人なら、それは言ったところで効果も限定的で、というよりあまり効果もなく、またどこかでその人は繰り返すのです。

我々は約束を破られたことに怒っているし、相手は約束を破ってしまった理由や言い訳を探しています。

ですので、大変難しいことではありますが、諦めて善処するしかないのです。

その事であなたは時間も無駄にするし、手間もかかる。苦労もするはずです。

そして、そのお陰でいつしかあなた自身は約束を破らない人になっていくのです。

逆説的ですが、約束を破らない人って他人に思われる事は、何事にも変えられないです。

約束を破られた事があればあるほど、自分はそうならない人に進化していける。

そう思ってみてはいかがでしょう。

まぁ、そうでも思わないとやってられないんだな・・とでも苦笑いして頂ければ幸いです。

でも、『 約束を破らない人 』になるって
とても素敵な人になるってことと同義語だと思うんです。

不安で落下していくような感覚

こんにちは。
心理相談室LAUNDRY カウンセラーの村本大志です。

昨夜は熊本で大きな地震がありました。
彼の地にお住まいの方々、お知り合いのいらっしゃる方々には御見舞い申し上げます。

つくづく、自然の予測できない行動には抗えないのだなと痛感致します。

人はその大きなうねりに翻弄され続けるのでしょうか。

ニュース映像を見ながら、無力感と驚きに苛まれています。

あなたは『不安で落下していくような感覚』に襲われたことはないでしょうか。
胸が締め付けられたり、ドキドキしたりするような、感じです。

とても苦い感覚なので、あまり味わいたくないですよね。

人間の心には見えない器のようなものがあって、そのなかに溜まった水がちゃぽちゃぽ揺れたり、溢れたりするんじゃないのかなぁと想像するのですが、それを数値で計っても計りきれないので困ってしまいます。もしかしたら脳波とか心電図でみればある程度測れるのかもしれませんけど。

ほとんどの場合、そういう感情になるのには原因があります。
もちろんひとつとは限りません。

ひとつの原因は、別の原因につながっていて、それはまた他の原因につながっている。

そうやって複雑に絡まった糸が人を不安にさせるのではないでしょうか。

もちろん、その中のひとつが解決したら絡まった糸が解けるように他のものも解けるかもしれません。解けないかもしれません。

しかし問題は漠然と絡まったひとつひとつの絡まりを丁寧に解すことしかないようにも思えます。

それは多少面倒だし、心的エネルギーも時間もかかるかもしれませんが、そうしないことにはずっと絡まったまま・・。

絡まりのポイントを一緒に探して、話し合いながら丁寧に解すこと。
それがランドリィーにできることのひとつです。

モヤモヤとした不安。
誰しも多かれ少なかれ抱えていることです。

そこに大小はありません。

ゆっくり時間をかけて対話することで、その原因と解決の糸口がみつかりますよう、お手伝いさせていただきます。

晴れた日には、そんな風にご自身に向き合うのもいいかと思います。

春の風が冷たいということ

こんにちは。
心理相談室 LAUNDRY カウンセラーの村本大志です。

気がつくと3月の下旬に入りました。
なんだか早いものです。

春は三寒四温といいますように
天候がころころ変わります。

今日も風が冷たかった。

渋谷のマークシティの裏通り辺りは昔ながらの渋谷がまだ感じられます。
246に斜めに抜ける通り沿いに渋谷古書センターという本屋ビルがあり、二階にFlying Booksというセレクトがユニークな古書店があります。そこで数冊面白そうな本をみつけました。

『魂にメスはいらない』著・河合隼雄+谷川俊太郎
『人生ドラマの自己分析』著・杉田峰康
『カウンセラーの<こころ>』著・佐治守夫

河合先生のこの本は文庫で持っているのですが、単行本は扉絵の曼荼羅が奇麗だったのでつい購入。
他の2冊は立ち読みするにはもったいない内容だったのでので購入。

1979 1974 1996 。

今回手に入れたそれぞれの本が出版された年号です。

書かれている内容は、今の時代でもそのまま生かせるどころか
当時より、余程必要とされるものばかり。

著者の方々の慧眼には改めて驚かされます。

渋谷の街を少し歩きました。

薄曇りのような空。

冷たい風。

道玄坂を上りながら昼飯難民になり

何を食べるか決められないまま、路地をうろうろしていました。

この辺りは10代の頃から歩き慣れたエリアなのに時々知らない街を歩いているような錯覚があります。

記憶と実際が違うからですが、それでも時おり知った店が見つかります。

そうだ、ムルギーカリーにしようと思い、店に向かいますと

以前と変わらない佇まいです。

重い扉の奥は多くの若い人で賑わっていました。

もう僕の知っている店のおじいさんもおばあさんもいません。

代わりに女性がふたりできびきびと切り盛りしていました。

賑わった店内を見ているとタイムスリップしたみたいです。

今は1979年だろうか・・。いや、もっと前の時代か。

カレーで暖まった身体に春の冷たい風は気持ちよかったのです。

コートのボタンを外して歩いてみました。

自己の内面を語るということは

まるで春の冷たい風のようなものだ、とたまに思います。

相反するというのでしょうか。

3月は寒い日が多いです。

閉ざした心や葛藤を抱えている内面は、春の日差しと裏腹です。

ゆっくり春を待ちましょう。

ゆっくりやりましょう。

そうお伝えしたくなる春の風でした。